正社員と非正社員の均衡処遇

2011.12.10

正社員と非正社員の均衡処遇というような、日本の雇用システムの根幹にメスを入れる施術は、当面は、格差問題という「病状」の改善にはつながるかもしれないが、長い目でみると、雇用システムの「健康」な部分までを病弱にしてしまうであろう。均衡処遇は、非正社員の人権や平等というような美名で正当化しやすいものであり、国民のエモーショナルな部分に訴えるものである。しかし、これは、労働者の論理を過度に強めることになり、労働者の論理と生活者の論理との間の絶妙なバランスを崩してしまいかねない。

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人は、どうしても「病状(欠点)」を大きく評価しがちである。マスコミも、それを大きく取り上げがちである。しかし、国民全休に対して責任をもつ政府は、冷静な判断が必要である。「病状(欠点)」を過大に評価して、「健康」な部分(美点)までを病気にしてしまうような愚は絶対に避けなければならないのである。