会社に溶け込みにくい原因
2012.01.07
仮に三年間で平均六〇〇万円の年収をもらうなら、(1)五〇〇万円→六〇〇万円→七〇〇万円ともらう方が、(2)六〇〇万円→六〇〇万円→六〇〇万円ともらうよりも、まして、(3)七〇〇万円→六〇〇万円→五〇〇万円ともらうよりも充実感がある。成長期にある会社の年収は、傾向として(1)のパターンになりやすいから、満足度が高くなるという仕かけだ(ちなみに金利を考えると純粋な経済損得としては(3)が一番得なのだが)。
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ただし、成長期の会社に転職して、うまくその会社に溶け込むことができるかどうかについては、いくつか心理的な落とし穴があるので気をつけたい。まず、会社の成長に対する社内の感動についていけないことがある。昨年度よりも大きく利益が伸びていることを、もともといる社員は充実感を持って受け止めることができるとしても、新しく入った転職者は、その会社の昨年の状況を周囲と同じようには知らないので、同じ程度には感動できない。まして、新しく入った会社よりも、大手の会社や、年収の高い会社から転職してきた場合には、つい「この程度で喜ぶなんて、たいしたことのない会社だ」という気持ちが生じることがある。こうした気持ちは、顔に出ないまでも、これを隠していると疲れる。些細なことだが、すんなり会社に溶け込みにくい原因になる。
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