学習よりもむしろ労働に興味を持った学生層が登場
2012.01.08
学習よりもむしろ労働に興味を持った学生層が登場しはじめたという事実である。彼らの期待は、実際の職業に直結するスキルを身につけることであり、そのための知識・体験を獲得することである。大学はこうしたタイプの青年層に適したカリキュラムを準備し、それに適した学習形態を準備する必要がある。教授は、学生の多様なニーズに応えるための教育改革を主張している。とりわけ、これまでほとんど取り扱われてこなかった職業教育の重視を指摘している。
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もちろん、こうした主張に対する反論も当然予想される。従来どおり、学問の追究という姿勢を貫く大学があっても一向に構わない。ハイレベルの学問・研究に専念する大学の存在を否定するつもりは毛頭ない。しかし、日本の私立大学が、すべて同じスタンスを取る必要はない。個性とバラエティを備えた大学に変わっていくことが求められているが、重要なのは、そのなかで学生のニーズをどう汲みとっていくことができるかであろう。好むと好まざるとにかかわらず、日本の私立大学はすでにそうした視点を重視する方向に走り始めている。日本の職業教育が大学というシステムに組み込まれていくことは、長い話になるが、若年層の雇用問題の解決に当たって重要な基礎を提供するものと考えられる。
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